性能評価

PLB(パーフェクトロックボルト)は、金属を切削加工するのではなく、塑性加工による「転造」により製造されています。切削加工が金属の繊維を分断することに対し、塑性加工では金属を押し固めるように変形させるため、金属の繊維が分断されず強度が向上します。
強度性能としては、同一径・同一素材の切削ネジと比べ約2倍の強度を実現しており、引張試験により引張強度が増大することが実証されています。また、軸力疲労試験による動的強度評価でも切削ネジ約2倍の強度を生み出し、大幅な耐久性の向上を実現しました。
ここでは、その性能を裏付けるいくつかの試験結果や技術資料を公開致します(PDFはクリックすると全文をご覧いただくことができ、画像はクリックすると拡大表示します)。

ユンカー式振動試験とは

ドイツのユンカー博士(Dr.Junker)により提唱されたボルトの横振動による自己緩みを、ボルトの軸力の減衰率で判定する試験です。現在主に使用されている規格として以下のようなものがあります。
  • DIN65151 ドイツ航空産業、欧州自動車産業
  • DIN25201 ドイツ鉄道製造産業、欧州自動車産業
  • ISO/DIS16130 国際航空宇宙産業

米国航空規格(NAS)とは

National Aerospace Standardの略称で、航空機やロケットなどの製造に関する各種の規格。航空工業会の航空宇宙企画委員会が策定する。PLBがクリアしたNAS3354は世界で最も厳しいとされる衝撃振動緩み試験です。

導入事例写真

PLBが利用されている事例のいくつかを写真でご紹介します(写真をクリックすると拡大表示します)。